コロナウィルス、フランスのロックダウン情報②

フランス生活
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こんにちは、YUIです。

 

フランス在住者がロックダウンの状況についてお伝えします。

再ロックダウンが決定した時の記事も併せてお読みください。

【ロックダウン】フランス在住者が語る!コロナ期間の現状
こんにちは、YUIです。 10月28日に仏大統領Emmanuel Macron氏が、Covid-19の第二波に対応するため フランス全土において再ロックダウンという措置を取るという発表をしました。 ...

 

12月10日の夜、Jean Castex 首相らが記者会見を開きました。
こちらの情報をもとにお話ししていきます。

 

  • フランスのロックダウンってどんな状況なの?
  • いつまでロックダウン?
  • ロックダウンの情報が毎回更新されていって追いつけない

 

このような問いにお答えしていきます。

 

特に日本にいらっしゃる方の場合は、こまめに調べていないと
なかなかフランスのロックダウンの状況について詳しく知る機会が少ないかと思います。

なるべく多くの情報をお届けできますように。

1. 感染者数と感染状況

 

再ロックダウン開始の10月30日までの感染者数と比べると、
1日あたりの新規感染者数は、約4万人減少して、約1万人まで改善しました。

現在は、ヨーロッパ内で最も感染者のコントロールに成功しているようです。

 

 

10万人あたりの感染者数は107名で、隣国であるスイスやイタリアよりも少なく、
Castex首相は、現在感染者数が横ばい状態だが、急増する可能性も大いにあると述べていました。

 

コロナウイルス感染症により、1分間に1人が入院している状態です。
入院患者数は、第二波のピークは33,500人です。
7人に1人が重症患者となっています。

 

結論として、まだフランスは感染症第二波の只中にあり、5000人という指標に達しないようです。

 

12月15日までに感染者数が5000人以下に到達した場合の指標を提示していました。
内容は、美術館などの文化的施設(レストランは含まない)が再開するというものでした。

 

 

会見で首相は、この目標に到達するのは厳しいだろうという見解を見せました。
実際目標だった指標の2倍の感染者数ですから仕方がないと思います。

それでは12月15日以降の措置はどう変化するのかを見ていきましょう。

2. 12月15日以降のロックダウンの変更点

 

簡単にいくつかの重要な内容・変更点をまとめてみました。

少し解放されたところとそうでないところがあります。

  • 夜間外出禁止令
  • 20時以降は運動での外出も不可
  • 映画館、劇場、スポーツ施設やカジノは3週間後の1月7日に再開延長
  • 留学生は対面授業や演習を行うことが可能
  • 今後のPCR検査結果は12時間以内の結果判明を出せるように強化していく
  • 地方間の移動解禁

 

夜間外出禁止令が出されました。
時間は夜20時〜朝6時の間で、仏国内のみ有効です。
(12月24日のみ夜間外出可能。それ以外の12月31日などは適用外)

 

15日以降、日中は外出証明書の携帯は不要で、夜のみ携帯必須です。
証明書も変更されるらしいので、要注意です。

 

また、スポーツは日中にしましょうということですね。
仕事が朝から夕方まである方立ちには少し厳しそうですね…

 

そして日中自由に移動できるようになったこと、地方間の移動が解禁されたことが
クリスマス前なのでかなり嬉しいです。

夜は外出できず6人以下での集まりに留める必要はありますが、多少自由になりました。

3. フランス在住者らの意見

 

このCastex首相の会見に対しては様々な意見が飛び交っています。
文化的施設が一向に開かないことについては、かなり批判があるようです。

 

映画館は1つ以上の空席を開けて、映画鑑賞中もマスク着用をする上、アルコール消毒をしています。
文化的施設はここまで感染症対策を徹底しているのに、厳しすぎるのではないかという声などがあります。

 

文化的施設はフランスにとって大きな存在ですし、芸術の国で芸術を鑑賞できないのはもどかしいです。
確かに、ブティック等は開いて、しかもあまりソーシャルディスタンスが守られていないと私も感じています。

 

そうなると、なぜここまで対策している文化施設は再開できないのかと言いたくなる気持ちもわかります。

 

 

個人的にフランスの政策の仕方(内容は別として)には好感が持てます。
数値を出すなどして、国民全体に少なくとも日本よりは、情報を開示しながら目標も提示しています。

 

これによって国民もどこまで行けば次のステップになるのか明確になるので、
不安や先行きの見えなさが少しは軽減するように思います。
あくまでも個人的な感想です。

 

 

以上になります。
筆者は、2021年の1月に日本へ帰国することになりましたm(_ _)m
最後のフランス生活、レストラン等は閉まったままですが、できるだけ楽しみたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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